メナド・ブナケン滞在記
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滞在記

Freak通信
メナド(マナド)の家
まだ借りてる家 過去借りた家

   まだ借りてる家

今は島にサテライトもどき回線が入ったので、ここに泊まって仕事をすることもめっきり減りましたが、まだ一応借りてるメナド(マナド)の家をご紹介。

前回の家から実はすぐ近くにある家。こうやって写真で見ると一見キレイに見える.......けど、初めて訪れた時は本当にオンボロ家でした。

「ずいぶんだなあ。 いくらテンポラリーとはいえ、ついにこんな所に住むことになっちゃったか。」とため息をついていたほどです。
それくらい、昨年はメナド(マナド)市内をくまなく探しても、まともな物件が少なかったのです。

幸い?大家さんがよっぽど早く前の家から私たちを立ち退きさせたかったのか、これも大家さんの持ち家の一つなのだけれど、入居の前に、かなり手を入れてここまで見違えるほどキレイな家にしてくれました。
これはこのあたりのロコの大家さんとしては、非常に稀なこと。うちなんかよりも、もっと高額な家賃を払っていても、何もしてくれない大家さんが多いのが現状です。

今回はポンプを自前でつけただけで、勢いよく水が出る井戸もちゃんとついてました。

玄関口

給水タンク

少々変な間取りですが、まあ陽射が強烈に入ってこない分、涼しく、前の家と違い、外からも覗かれにくいのが特徴。

前の家での経験から、空き巣に入りにくくさせるため、大家さんは、全窓に装飾付きの鉄格子まで取り付けてくれました。
安心感が違います。
リビング

キッチン。古いけれど、ここもペンキで見違えるように。
窓からは早朝隣の家のバルコニーに現れる、ペットの大きなオウムが見れることも。

前家からの借り物のオーブン、もらい物の食器棚、電気釜もフル活用。小さな冷蔵庫だけは自前ですが、これで停電さえ頻繁でなければ、とくに生活には困りません。

キッチン

別棟2階のオフィスからブナケン島が望めます。といっても、今は島にサテライトもどき回線が入ったので、ここで仕事をすることはなく、冷房も完備したのに、空き部屋になったままです。
以前はここでブナケン島を眺め思いをはせつつ、メールでのやりとりに励んでいました。

ブナケン島を望む

    過去借りた家

過去借りた家としてここでご紹介してきた家、売りたがっている大家さんがつけた売値があまりにも馬鹿げた値段(転地がひっくりかえるほど高い!)なので、ラフと私も、「まだまだ長いこと売れないよ、この家は。だから大丈夫。」とたかをくくって、延長に延長を重ねて借りてきたんであるが、さすがの大家さんも、売れないのは中に人が住んでいるせい、とでも思ったのか、もう一軒空き家にしていた家をリノベーションして私たちに賃貸するオファーを出してまでも、5月のはじめのうちの引越しをせまってきたので、ついに引越しと相成りました。
左の写真は家の玄関先にあるでーっかいマンゴーの木。
現在また実をつけている時期で、近所の子供達が勝手に門をあけて入ってきては、熟して落ちたマンゴーの実を集めにきている様子。まあ、セキュリティーになるので、子供が入ってきている分には文句はつけないけど、たまに大人も入って真剣にとっている。

「とってもいいですか?」なんていう感覚を相手から期待してはいけない。自分が嫌な場合は、フェンスをつくるなり、門に鍵かけるなり、自分で防御、張り紙などをする。
それをしていないと当然とって食べていいもの、敷地内に入っていいもの、という解釈が自然となされている。

私も、うちのドライバーさんも試しに食べてみたけど、あんまり美味しいとはいえないこの木のマンゴーなので特に目くじらをたてていないけど、美味しかったらうちでも有料化は間違いなかったであろう…??

広々した家のエントランスメナドでオフィス代わりになる家を探していたら、たまたま友人のボスが借りているけれど使っていない家に空き巣が侵入。管理人として面倒を見ることを約束に、5ヶ月間ほど借りられることになった家。

島での電話事情は困難を極めており、ここで心おきなく電話線にPCが繋げられればと、積もりにつもったほこりと蜘蛛の巣を2週間ほどかけて徹底的に掃除。
細長く広いリビングルーム でもなぜかエアコン無し。このあたりは外国人が家を構える、いわゆる高級住宅街。部屋数も4ベッドルームに、大きなダイニングエリア、そして大きなキッチンが二つ。メイドさんの部屋4つ、ガレージ一つ、仮の家としては充分過ぎるほどの広さ。

とはいえ、こちらでは管理、修理にほとんど全く手をかけないので、外観が良くてもちょっと古い家だったりすると雨漏りはするはで、もう大変。この家も内部では雨漏りこそしなかったけど、あちこち電気がつかず、エアコンも2部屋ぶんが故障していた。
けっこうハッピーなつくりのキッチンキッチンはさすが、外国人仕様といった様子でオーブン付き。写真ではよくわからないけれど、実は相当ボロい。

ただやはりある程度高い家賃を出さないと、こんなキッチンには滅多におめにかかることはないと思われる。なにしろこちらの人は外や庭でいきなり料理する一般人がまだまだたくさんいるのだから。
半屋外の使用人の部屋?!キッチンの扉をあけると、半分屋外ともいえる場所になんと、メイドさんの部屋??
しかも右にあるのは、水をくみ上げるためのポンプを設置した箱がすぐ目の前に。当然ながら部屋には窓はない。
長い間使用されてはいなかったらしいけれど、部屋を分けるこの通路天井は既に腐っていて、大雨が降ると通路も大洪水になるという仕組み。見かねてうちが大掛かりで修理したほど。 

他のお宅に行ってもこの差は同様で、階級の差が現在でもかなりはっきり分かれているのがわかる。
家の裏へ 貯水槽が奥に見えるなにしろ島よりも苦労したのがここでの水事情。
家の裏側にある井戸があらゆる手をつくしても全く役に立たず、隣人の親切で、水を提供してくれることになったまでは良かったが、毎月の集金は1日たりとも忘れずに請求するのに、タンクに水を入れ忘れるのはほとんど毎日。

温水装置は元々故障しかかっていて温水シャワーを浴びれた日はほんの数回だったけど、水自体がなくて、シャワーが浴びれない日々も多く、トイレが1日じゅう流せない日は2日おき。これには参った。又貸ししてもらってる家の隣人に直接怒鳴るわけにもいかないので、とにかく我慢の毎日。
高台から海をのぞむサンセットタイム
ここは高台にあったため、ガラスのはめこんでいない換気窓からのホコリや雨が年中吹き込む凄いところではあったが、見晴らしだけは良く、海もちゃんと見えたし、ここからはサンセットもきれいに見えた。




メナド生活で発見した事、そして個人的感想

市内に水道管が完備しておらず、たいていの家が井戸使用という水事情、頻繁にある停電、年中混線している電話線、それだけでも今更ながら結構驚いたけれど、それに輪を掛けてぶっ飛んだのが、この街の騒々しさ。 

クリスチャンとイスラムが珍しく仲良く暮らしている地ではあるが、朝4時からの町内放送合戦により、嫌でも一度は目が覚める。
(まあ平和というだけで素晴らしいことなので、あまり文句は言えないけれど)

 とにかく町内放送はスゴイ。うるさいのは早朝だけとは限らない。 葬式、「イバダ」と呼ばれるミサのような集会、これが各自の家、持ち回り制度で、必ず毎日どこかで行われており、もし近所だと、日本の選挙運動顔負け。ひたすらマイクにがなる説教とそして賛美歌。 賛美歌はまだいいけど、その後遅くなってから結局カラオケ大会になったりすることも多く、ボリューム全開でこれを朝方まで聞かされることになることも頻繁。 つい先日も夜中の1時だってのに、教会ソングを大集団で合唱していた。

 お葬式の場合は、その模様を町内放送において実況中継で流す。 お説教していたと思ったら、いきなり個人がバックミュージックも無しに、ひとりで歌を歌い始める。安定感のないその歌い方に、聞きたくなくても耳が反応してしまう。 子供がマイクで遊び始めた時には、もうたまらない。 誰も注意する大人もいないので、延々と1日中聞かされたこともあったほど。
 
 葬儀の車(といっても一般人は、街中に走っているいつもの青い乗り合いバスであるミコレットを貸しきりにして花輪を付けただけのもの)が出て行くときは、けたたましくサイレンをならしながら行く。
その音量も半端ではない。街中の人が全員注目しないと気がすまないようだ。

 音楽を大スピーカーと大ボリュームで流すことに、つまり人に聞かせることに意義があるらしい。隣同士で全く別の音楽を流していても、いっこうにかまわない。 それで喧嘩になっているわけでもないようだ。
 
 早朝、日中、夕方、夜の町内放送でも、これと同じことがおこる。街中にたくさんある教会やモスクをちょっと注意してみれば、それぞれ大きなスピーカーフォンを屋根近辺に必ずいくつかのせてあるのが発見できる。

 そういう環境に慣れさせるために、赤ん坊の時から、わざと騒々しいスピーカーの横で寝かせたりするんだと子持ちのうちのスタッフが言っていた。 私の経験から見て、こちらの人はほとんど難聴ではないかと思う。

 何か主張したいことがあったら、スピーカーフォンをお手元に。

 クリスマスは…。もう想像を絶する、とだけ書いておこう。

 そしてかつて日本でもそうであったように、こちらでもゴミはまだ大抵自分の家で処理。つまり焼くのである。風向きによっては、煙が部屋に充満。 正に煙にまかれる生活になる。 
だからといって公害などと訴え出る人もなく、ゴミを放ってはおけないので、各自家のまん前や庭で焼く。 有毒ガスが、なんて言っている場合ではないのである。 
 既にたくさんあふれかえっている立派な教会を次から次へとまだ建てるくらいの余裕があれば、ゴミ処理場もつくれないことはないのでは、と思うけれど、外国人の余計なお世話に過ぎないかも。

外国からたくさんの資金援助団体が来ており、大金が動いているのも確かなので、橋とか空港、道路工事に資金を出してもらっているなら、この際ゴミ処理場もつくってもらったらいいのに、とつい安易に思ってしまうけれど。

 メナドでの生活は決してイージーではないけれど、普段は島しか知らない私にとっては面白い経験になった。

以上メナド(マナド)での居住経験報告でした。




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